エンジンオイル

【クルマのエンジンオイル交換方法】どうやって交換すればいいの?

クルマのエンジンオイル交換も
【バイクのエンジンオイル交換方法】どうやって交換すればいいの?
で紹介しているバイクのエンジンオイル交換と同じ流れで進めます。

ここでは、上記で紹介している部分と重複する部分が
ありますが、クルマのエンジンオイル交換方法として
紹介していきます。

今回は、ジャッキアップをせずにドレンボルトを回すことができる
状況を想定して紹介しています。

目次

ディーラー、自動車用品店などに依頼する

自動車ディーラー、オートバックスやイエローハットなどの自動車用品店
に依頼すると、自分で交換する場合よりもやや高くつくことにはなりますが、
自分の手を動かさずにエンジンオイル交換作業を完了させることができます。

ただし、クルマを持ち込み、作業時間(作業開始までと、作業そのものの時間)
の間は待っている必要があります。
(もちろん、待ち時間を有効に使うということは可能です)
以下に、簡単な特長を紹介します。

ディーラー

新車で購入した場合には、点検とエンジンオイル交換などが
パックになっているサービスを紹介されていると思います。
車検もディーラーに任せるし、永く良い付き合いをしていける
という店舗との付き合いがあるなら、そこに依頼すると良いですね。

ただ、オイル交換だけで依頼すると、自分で交換する場合と比較すると、
割高な価格設定になっています。

店舗によっては、20Lのエンジンオイルをボトルキープということで
お得なサービス設定している場合もあります。
(トヨタで言えば、トヨタ店で設定していたりします)

オイルフィルター交換なども同時に行うと、少しだけ値引きして
くれることもあったりします。
オイル交換作業を待っている間、飲み物のサービスがあったりするのも
嬉しい点です。

自動車用品店

オートバックスやイエローハットなどの自動車用品店にオイル交換を
依頼している方も多いと思います。
オイル交換の会員になっておけば、オイル交換費用や少し安く済む
サービスがあったりします。
オイル交換作業などを待つためのスペースを確保してくれている店舗が
少なくないですね。

オイルは、通販と比較してしまうと割高な感が否めませんが、持ち込み可能な
店舗であれば、通販でお得に購入し、店舗に依頼するというのも
悪くないですね。

自分でお得に交換する

クルマへの愛着がわき、エンジンの簡単なコンディション確認ができ、
そして紹介するオイル交換方法の中で一番安く済むのが
自分で交換する方法です。

amazonなどのネットショップで安く購入するか、自動車用品店や
ホームセンターで特売されているものを購入するなりして、
良いオイルをより安く購入するのがミソです。
(単に安価なオイルというのは、その後のエンジンコンディション維持の
点で懸念があるので、オススメしません。エンジンオイルの品質の見極め
は難しいですが・・・)

今回は、自分でクルマのエンジンオイル交換をする場合の
手順を紹介します。

自分でオイル交換をするには、オイル交換に適した場所を
確保できることが前提条件です。
地面がコンクリやアスファルトなら良いですが、砂利だったり
すると、寝そべって作業する時に敷物などで対策する必要があります。
エンジンオイルを交換する間、急にクルマを動かす必要に
迫られることが無い、少量のエンジンオイルをこぼしてしまっても
拭き取れば良い、すぐそばをクルマやバイクが走行しているという
ことが無い、というようなことを確認しましょう。
(やや無理やり書いていますが)

基本的には、自分でエンジンオイル交換をするというのがオススメですが、
時期や状況で一時的にディーラーや用品店に依頼するという柔軟な
対応が良いと筆者個人は考えています。
そして、そのようにしています。

以下にクルマのエンジンオイル交換方法について紹介しますが、こういった手順や
必要な用品については、複数の情報源で情報を収集し、自分に合う情報を選択
することをオススメします。

エンジンオイルを温める

エンジンオイルを温めることでオイルの流動性が良くなり、
結果としてエンジンオイルの抜けが良くなるということで
エンジンオイルが温まっている状態であることが望ましいとされます。

高負荷走行後などでエンジンオイルが高温になっていると、
火傷する危険性があるので、数分アイドリングさせるなり、
市街地を走行した後の帰宅後(手や体が触れる可能性がある箇所の
温度に要注意)に行うというのが選択肢となります。

もちろん、無駄にエンジンを始動させて暖機するなんて環境に良くない
と考えるならば、オイルの温度は気にせず交換するのも悪くありません。

用品類の準備

バイクのエンジンオイル交換を想定した用品類は当ブログで紹介しています。
クルマについても同様のものが必要となるので、クルマ用として
紹介する予定です。

基本的には、
新品のオイル
廃油受け
汚れ防止シート
ドレンボルトなどに使う工具
などが必要です。

オイルジョッキがあると作業しやすかったり、入れるオイル量を
管理できたりしますが、必須ではありません。
ある程度入れたら、あとは勘とレベルゲージでの確認でOK。
入れすぎると、ドレンボルトを少し緩めて抜く、というようなことになり、
後がメンドウなので、要注意です。

オイルを抜く

エンジンオイル交換作業に入るので、火傷に注意というのを
再確認しましょう。

ボンネットを開けた時に、熱気を感じるようだと、かなり危険です。

では、ドレンボルトを外します。
適宜、作業に適した手袋を使用します。
ドレンボルトを緩めるまでは、滑らず作業しやすいもの、
ドレンボルトを外す時はオイルに触れてもよいもの、
ということになります。

ドレンボルトを緩めたら、手回しで更に緩めていくことになりますが、
この時にドレンボルトを押す方向に少しチカラをかけておきます。
なぜなら、不意にドレンボルトが外れてドレンボルトを落としてしまう
ということを避けるためです。
余計な手間を発生させることの無いようにという、ちょっとしたコツです。

なお、ドレンボルトを外す前に、今一度廃油受けの位置を確認しておきましょう。
勢いよく排出された時にも受けることができ、ポタポタと垂れる場合でも
しっかりと受けることができるであろう、という位置にしておきます。

そして、オイルの抜けを少しでも良くするために、オイルフィラーキャップを
外します。
外したフィラーキャップの内側にスラッジが溜まっていないかを確認したら、
開口部にフィラーキャップを乗せておき、ゴミなどの異物が入るのを防ぎましょう。

あとは、エンジンオイルが抜けきるのを待ちます。
傍で見ている必要はなく、他の作業をしていても大丈夫です。
ドレンボルトやオイルフィラーキャップの清掃をしたり
新品のドレンワッシャ(ドレンパッキン)を用意しておきましょう。

エンジンオイルが抜けきったと判断するのは、意外と難しいです。
というか、割といつまでも
ポタッ・・・・・・・・・・・・・・・ポタッ・・・・・・・・・・・・・・・
というのが続くのです。

個人的には、ほどほどのところで抜けたと判断します。

エンジンオイルが抜けたと判断したら、ドレンボルトを
締め付けます。
新品のドレンワッシャ(ドレンパッキン)を使用します。
また、古いドレンワッシャがオイルパンについていない
(きちんと外してある)ことを確認します。

廃油受けに市販の廃油処理箱を使っている場合、説明書にしたがい
袋の口をしっかり締めるなどしておきます。

サービスステーションなどに処理してもらう(処理してくれることを事前確認)
場合には、オイル缶などに入れて漏れることが無いようにしておきます。

エンジンオイルを注入する

次にエンジンオイルを注入します。

オイルフィラーキャップを外した部分の注入口から
エンジンオイルを注入します。

オイルジョッキでオイル量を量って注入するのが安心ではあります。
「エンジンオイルのみ交換する場合」、「オイルフィルターも
同時交換の場合」と場合分けしてマニュアルにエンジンオイル
注入量が記載されているはずなので、それよりも少なめ
に入れます。

例えば、指定量の9割程度を最初に入れ、オイルレベルゲージで
L側よりも多く、H側よりも少ない状態であることを確認します。
Lよりも少ないようなら、慎重に少なめの量を足し、L側より
多くなっていることを確認します。

フィラーキャップを締め付けます。

エンジンルームに置き忘れたものが無いことを確認し、エンジンを
始動させ、1-2分程度アイドリングさせます。

この時、ドレンプラグやオイルフィラーキャップの周辺から
エンジンオイルが漏れてこないことを確認します。

エンジンを停止させたら、5分程度待ちます。

再度、エンジンオイル量をレベルゲージにて確認します。
あまりH側ギリギリを狙う意味は無いので、LとHの
中間程度くらいを目安にエンジンオイルを足します。

レベルゲージをきちんと戻すことも忘れないようにします。

エンジンオイルの交換が終わり、レベルゲージでエンジンオイルの
量も規定内になっていることを確認できたら、
・オイルフィラーキャップとドレンボルト周辺からオイルが漏れていない
・オイルフィラーキャップとドレンボルトの締め付け具合
・エンジンルーム内に置き忘れたものがない
・クルマの下に敷いていた汚れ防止シートが片付いている
ことなどを確認します。

これでオイル交換作業は完了です!!
お疲れ様でした。

あとは、廃油の処理を確実に実行しましょう。

エンジンオイル交換の動画紹介

文面でみただけだと、やはりイメージが湧かない部分も
あろうかと思います。

youtoubeで参考になるものがあるので紹介しておきます。
「まーさんガレージ」は、広告が入るものの、映像の内容は
参考になる部分が多いです。

エンジンオイル交換を初めてやる場合、不慣れな場合には
一度見ておくことをオススメします。

別のコンテンツで、どんなオイルを購入すれば良いのか?という点について
紹介する予定ですので、よろしければそちらもご覧ください。

エンジンオイル交換をしっかりと実行し、より良い状態で
クルマに乗りましょう。

年に一度の再確認:車やバイクの保険前のページ

【クルマ用オススメのエンジンオイルは?】一般走行コスパ重視編次のページ

関連記事

  1. エンジンオイル

    【バイク用エンジンオイルの選び方】どうやって選べばいいの?3つの基準

    バイクを快調な状態で長持ちさせて、気分良くバイクに乗るためにはエン…

  2. エンジンオイル

    オイル管理をサボるとどうなるの?

    エンジンオイル交換が必要なのは十分理解しているけど、「今イロイロと…

  3. エンジンオイル

    【バイクのエンジンオイル交換方法】どうやって交換すればいいの?

    エンジンにしっかりと仕事をしてもらうためにも、エンジンオイルをしっ…

  4. エンジンオイル

    【エンジンオイル交換周期】タイミングはどう決めたらいいの?

    なぜエンジンオイル交換が必要なの?なぜエンジンオイルを交換しないと…

  5. エンジンオイル

    【クルマ用オススメのエンジンオイルは?】サーキット走行編

    サーキット走行をするとなると、エンジンオイルの性能を重視したエンジ…

  6. エンジンオイル

    【エンジンオイルの役割】どんなお役目があるの?6つの役割

    人間に例えて、エンジンは心臓、エンジンオイルは血液と言われたりしま…

当サイトについて

当サイトはプロモーションが含まれています

ブログランキング

あたたかいご声援ありがとうございます!!

人気ブログランキング

  1. エンジンオイル

    【クルマのエンジンオイル交換方法】どうやって交換すればいいの?
  2. エンジンオイル

    【どうするエンジンオイル選び】無難な純正_ホンダ・ウルトラ
  3. RevNote

    【便利アプリ紹介|RevNote】7つの機能と登録方法を紹介
  4. バイク

    【雨対策】雨の日の視界確保_シールド(バイザー)の視界良好_ゼロワイパー
  5. オイルフィルター

    【エンジンオイルフィルターのお役目】オイルフィルターなどんな働きをしているの?
PAGE TOP