前回、実際の開発着手前時点でのロガー開発行程構想を
紹介しました。
今回は、M5Stackを使用したGPSラップタイマーの
ソフト開発行程についての紹介です。
すでにM5Stackのソフト開発環境（Aruduino用の環境）
を整えることができたので、有志の方々がWEB上に
置いてくださっているソフトをダウンロードし、
実際にM5Stackで実行できることを確認しつつ、
コードの内容を理解し、今後のGPSラップタイマーソフト
開発に役立てるという行程にいます。
具体的に言えば、コードの部品、関数を集めている状態です。
そして、その内容を理解しているところです。
では、現時点で考えているソフトの部品を
紹介します。
なお、下記行程毎に参照させていただいているサイトが
あるので、それは追記する形で紹介させていただく
予定です。
ストップウォッチ
実際に商品として存在するストップウォッチとしての
機能を実装します。
・計時開始
・スプリット（ラップ）タイム計測
・計時終了
計時の開始/終了をM5Stackのボタン操作に依るものとするか、
GPSの位置情報から自動実行するかはともかくとして、
上記の機能を実装します。
GPSによる位置情報認識
GPSラップタイマーなので、GPSの位置情報は必須ですね。
ただし、ラップタイムの計時には、位置情報を使うか
磁気などのセンサ情報を使うのかは確定していません。
基本は位置情報の予定です。
計時用ラインクロス判定
一番の山場となると想定しているのが計時用ラインクロス判定です。
ラップタイム計時をどんな情報をもとにするのかに依りますが、
まずはGPS位置情報を使うので、ラインをクロスしたという
判定をどのようにするのか、というのが肝です。
当然のことながらサーキット毎に異なるラインの位置情報を
設定するのか、ラインの位置情報とGPSの位置情報から
どのようにラインクロス判定をするのか・・・。
誤判定が無いようにするのはもちろんのこと、GPS情報に欠落が
あった場合にも問題ないようにする（冗長性と言ってあってますかね？）
ことも必要です。
WiFi通信
まずはWiFi通信機能を使うことを想定しており、WiFi中継機を
使う予定でいます。
が、何らかの都合でそれではNGとなった場合には、モバイル
データ通信とするので、その場合にはスマホ経由での
通信とするのか、スマホにデータを渡して、後はスマホで
処理するのか・・・ということになるという想定です。
サーバー上のファイルへデータを保存
現状、スプレッドシートのスクリプトを使うという予定です。
現時点でそのようなことができるのか詳細を把握できていないので、
それを把握することから始めます。
今後の予定
以下の日程でサーキットにて使用/確認することになっています。
4ヶ月後に本番のレースとなり、PC側で処理する部分は
見通しが立っていません（現存のものを少改造で対応できる
ということを妄想に近い希望として持っています）。
一先ずはデータを閲覧できる状況にはしたいというのが
現時点での希望/予定です。
・2022年2月のレースが最初の本番レース
・2021年11月のレースが途中で状況確認できるレース
上記2つは別のサーキットということもあって、ある意味
ぶっつけ本番なのですが、本番でなるべく落ち着いた
対応ができるように、準備を進めて行きます。
