添加剤と聞くと、「後から添加するもの」という
イメージがありますよね。
『ある素材に少量の成分を加えることにより、
その素材の安定性や物理性状を改善する機能をもつ
薬剤を添加剤と総称する。』(日本大百科全書)と
されています。
エンジンオイルで言えば、市販されている
エンジンオイルは、ベースオイルに添加剤を
添加された状態です。
そして、その市販されているエンジンオイルに、
更に添加するための添加剤も販売されています。
市販されているエンジンオイルに添加されている添加剤
ここでは、ベースオイルに添加されている添加剤として
一般的なものを紹介します。
(当サイトの別ページで詳しく紹介します:予定)
・酸化防止剤:文字通り、オイルの酸化を防止して寿命を延ばす
・油性剤:金属表面に付着することによって、強い油膜を作る
・防錆剤:エンジン内部の錆を防止する
・流動点降下剤:低温でのワックスの析出を防ぎ、
オイルの流動性を保つ
・摩擦調節剤:金属表面の覆うことでエンジン内部の
摩擦を低減する。
・清浄分散剤:燃焼時に生じるススや不純物を洗い流し、
エンジン内部を清浄し、スラッジやカーボンなどを
オイル内に分散させる。
・腐食防止剤:エンジン内部の腐食を防止する
・消泡剤:エンジンオイルが泡立つのを防止して、
潤滑不良を防止する
・粘度指数向上剤:低温時の粘度上昇を抑えると共に、
高温時にも粘度を保つ
一説によると、エンジンオイルの20%が添加剤で占められていると
されています。
添加剤として市販されているもの
エンジンオイルに添加する添加剤も市販されています。
これについては、本ページに追記してご紹介する予定です。