エンジンオイル交換を自分でやるなら、オイルフィルターも
自分で交換したいですよね。
エンジンオイル交換2回に1回のペースで
オイルフィルター交換もすることが推奨されています。
ここでは、
オイルフィルター交換の作業手順について
紹介していきます。
1.エンジンオイルを抜く
通常のエンジンオイル交換と同様に、エンジンオイルを抜きます。
当サイトの別ページで詳しく紹介しています。
ドレンボルトを外し、エンジンオイルが抜けきるのを待っている
間に、以下のようにオイルフィルターも交換します。
2.オイルフィルターを外します
オイルフィルターレンチでオイルフィルターを緩めます。
フィルターレンチで緩めて手で回せるくらいになったら
手で回していった方が作業効率が良いです。
この時、オイルフィルターからオイルが出てくるので、
廃オイル受け(ポイパックなど廃油処理箱)の場所を
廃油をきちんと受けられる場所に移動させておきます。
そして、オイルフィルターを取り外します。
※取り外したオイルフィルターは、お住まいの
自治体指定の分別方法に従い処理しましょう
なお、オイルフィルターを廃オイル受けに落として
ポチャンっとオイルが跳ねるのを回避するために、
オイルフィルターを落とさないように注意しながら
外しましょう。
3.オイルフィルター取付面の清掃
きれいなウエスなどでオイルフィルター取付面を
清掃しましょう。
ゴミなどの異物をエンジン内に混入させないように
気をつけながら行いましょう。
また、直接パーツクリーナーなどを吹きかけて
オイル経路にクリーナーなどが付着するような
ことが無いようにしましょう。
※念の為、オイルフィルターのOリングが
残っていないかを確認しましょう。
これは、何気に重要なことです。
Oリングが2重の状態になってオイルリークの原因
となることは回避しないといけません。
4.新品オイルフィルターのOリングにエンジンオイルを塗る
エンジンオイルを新品のオイルフィルターのOリング部に
少量塗ります。
取付時に、Oリングが滑りやすくするためです。
指にエンジンオイルをつけて、Oリングに塗るというので
よいです。
5.新品オイルフィルターを手締めで取り付ける
最初は、手締めでオイルフィルターを取り付けましょう。
まっすぐ取り付けてネジ部がしっかりとハマっている
ことを確認します。
また、オイルフィルターが取付面に接触するまでは
軽く回るので、手締め(手回し)の方が効率が良い(早い)です。
6.フィルターレンチで締め付ける
フィルターレンチを使って、しっかりと締め付けましょう。
なお、締め付けトルクを適正範囲内とするために、
以下のどちらかにて締め付けましょう。
a)トルクレンチを使って規定トルクにて締め付ける
b)フィルターレンチが取付面に接触してから、
指定角度分だけオイルフィルターを回転させる
当サイト管理人は、基本的に上記b)の方法で締め付けます。
これは、車のエンジンオイルフィルターでも同様です。
例えば、オイルフィルター(のOリング)が取付面に
接触してから、3/4回転させる、という方法です。
この3/4というのは、オイルフィルターによって変るので、
交換するオイルフィルターの説明書なり、あなたの
バイクのマニュアルを確認するなりしてください。
締め付けトルクが大きすぎると、オイルフィルター取付部の
ネジを傷めてしまい大騒ぎする羽目になりますし、
締め付けトルクが小さすぎると、エンジンオイルが
フィルター部から漏れてきます。
一概には言えませんが、修正が効きやすいという点で
言うなら、締め付けトルクが小さい方が大きいよりは
対応しやすいと言えます。
交換作業後にエンジンを始動し、しばらくして
エンジンオイル漏れが無ければ、締め付けトルクに大きな
問題は無いという確認ができますし、漏れるようなら、
少し増し締めするなどの対応をしていけば良いという
ことになります。
(締め付けすぎには十分な注意が必要です)