エンジンオイル交換が必要なのは十分理解しているけど、
「今イロイロと忙しいし、そもそも懐が寂しいんだよな・・・」
ということでエンジンオイル交換を先延ばしにしてしまうと
エンジンはどうなってしまうのでしょうか?
物理的、科学的に劣化して推奨交換時期を過ぎた
エンジンオイルがエンジン内部を循環していると
どうなるのでしょうか?
もちろん、すぐにエンジンが大きなダメージを
受けるということは無いでしょう。
じわりじわりと、でも確実にエンジンに
ダメージが蓄積されます。
ここでは、エンジンオイル交換を先延ばしにしたら
エンジンにどのような悪影響があるのかを
見ていきましょう。
ここでは、
・スラッジ(カーボン)の堆積によるダメージ
・潤滑性能低下による焼付き
について見ていきます。
スラッジ(カーボン)の堆積によるダメージ
まずはスラッジ(カーボン)の堆積による悪影響を見ていきましょう。
スラッジの堆積による悪影響は、ある日を境に大きく分かりやすく
出てくるものではありません。
じわじわとエンジンの性能が気づかぬまま低下していくのです。
バルブやピストンにスラッジが堆積することで
どんなことが起きるかというと、
圧縮抜け
が起こるのです。
エンジンは、吸入→圧縮→燃焼→排気という4つの行程
(4サイクルの場合)があります。
しっかりと圧縮して燃焼行程へ移行したいのですが、
圧縮抜けした状態ではきちんと圧縮できません。
そんな状態だと、本来の混合気量よりも少なく、
圧力も小さいので本来のエンジン出力を得ることが
できないことによって、
「なんか、パワーが足りないな~」
と思ったり、よりアクセルを開けて走るので
燃費が悪くなったりと、ろくなことがありません。
そうです、アクセルを余計に開けて走ることに
なってガソリンを余分に必要とするので、
結果的にコストが高くつくのです。
コスパが悪い、ということになりますね・・・。
潤滑性能低下によるエンジン焼付きの可能性!!
潤滑性能が低下してしまうと、最悪エンジン焼付きという最悪の事態に
つながるリスクが高くなります。
金属部品同士が直接接触してしまうことで部品が傷ついたり、
部品同士がくっついてしまうことによりエンジンが停止してしまう
ことになりかねません。
ありがちなのが、ピストンとシリンダーの焼付きです。
ピストンとシリンダーが傷つくだけではおさまらず、
コンロッドやクランクシャフトまでダメージが及ぶことも
あります。
こうなると、修理費用が莫大なものになってします。
そうならないように、エンジンオイルは、定期的にしっかりと
交換して、よりよい状態でエンジンに働いてもらいましょう。
エンジンオイル交換は、あなた自身が交換作業をすることもできますし、
バイク販売店や用品店など業者さんにお願いする方法もあります。
人間の体も定期的な健康診断やメンテナンス(お手入れ)が必要ですが、
バイクも定期的にメンテナンス、部品交換が必要です。
しっかりとメンテナンスして楽しいバイクライフを満喫しましょう!!